今回はキーボードのCaps LockキーをCtrlキー、つまりコントロールキーへ変更する方法を紹介する。
会社からパソコンを支給されていると、勝手にレジストを書き換えると怒られてしまう。もしくは、そもそもレジストリを書き換えてカスタマイズできないようにブロックされている。
だからAppleのMagic Keyboardは大変に役立つ存在だ。何しろ最初からアルファベットのAキーの左隣にCrrlキーが存在するので、レジストリエディタでレジストリを書き換える必要がない。
しかしMagic Keyboardは相当に良いお値段だ。やっぱりレジストリを書き換えることにより、手持ちのキーボードを使いたいこともある。そこでCaps LocksキーをCtrlキーに変更する方法を紹介しておく。
(1) レジストリ・エディタの起動
まずレジストリを書き換えるには、レジストリエディタを起動する。田マークのように見えるスタートアイコンを、マウスで右クリックする。そして表示されたメニューの中から、「ファイル名を指定して実行」を選択する。
ちなみにControlと叩くとコントールキーが起動するし、notepadと入力するとメモ帳が起動する。今回はregeditと入力する。
そうするとレジストリエディタが起動するので、お目当てのレジストリ部分へ移動する。
- HKEY_LOCAL_MACHINE
- SYSTEM
- CurrentControlSet
- Control
- Keyboard Layout
選択するのはKeyboard Layoutだ。Keyboard LayoutとKeyboad Layoutsの二つが存在するので注意しよう。
この画面右側の空白部分で、マウスを右クリックして「新規(N)」–>「バイナリ値(B)」を選んでレジストリ・キーを新規作成する。作成したら新規レジストリ・キーをマウスで右クリックして、名前を変更する。「Scancode Map」だ。
名前の変更が終わったら、Scancode Mapキーをダブルクリックする。そして次のように数字を入力する。「ゼロ」も必要なので注意しよう。
もしCaps LockキーとCtrlキー、つまりコントールキーを入れ替えたい場合は、次のような数値を入力する。
いずれにせよScanCode Mapキーの作成が終わったら、パソコンを再起動する。うまくいったらCaps Lockキー押しながらAキーを押すと、Ctrlキーーを押しながらAキーを押すのと同じく、「すべて選択」という動作になる。うまく行かなかった作業内容を再チェックし、どうしてもダメだったらScancode Mapキーを削除して、パソコンを再起動する。
ちなみにUnixユーザとかAppleユーザがアルファベットAキーの左隣にCtrlキーが存在することを好むけれども、ついでに無変換と変換キーをApple風に変更しておいても良いだろう。
これはWindowsデスクトップ画面のツールバー右下のAキーをマウスで右クリックし、「設定」を選択する。そこで「キーとタッチのカスタマイズ」を選択する。
そして「キーとタッチのカスタマイズ」画面で「キーの割り当て」をオンにして、無変換キーではIME-オフを選択し、変換キーではIME-オンを選択する。
特にCaps Lockキーとコントロールキーの入れ替えは結構便利だ。キーボードやノートパソコンによっては、必ずしもキーボードの左端下がコントロールキーではなくて、Fnキーになっていることもある。だから僕は、もう数十年は今ロールキーをアルファベットAキーの左側に配置している。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:小野谷静 (おっさん)