私は “個人用にもSurface欲しい病” を発症しています。
モバイル端末を必要とする者ならば、一度は経験する通過儀礼のようなものです。
今回は物欲を鎮めるため、自分の中の葛藤を整理してみることにしましょう。
電車の中で邪魔
まず最大の理由としては、冒頭画像が全てを表しています。
たとえどんなに静かに操作をしても、混雑した電車の中では物理的に邪魔になるからです。
何しろ12.9インチiPad Proは、13.1インチのモバイル用ノートパソコンよりも縦方向に大きいのです。当然ながら、冒頭画像のように前方方向に突き出してしまいます。
こればっかりは、どうしようもありません。他の乗客の邪魔にならずにキーボードを叩くことを考えると、iPhone 12 Pro Maxを購入した方が良いでしょう。
あちらでもMicrosoft OneDriveが使えるし、LiquidLogicテキストエディタも動作します。Webブラウザとテキストエディタの併用は出来ないけれども、仕方ないでしょう。
そうは言っても、iPhoneではライブ変換を使うことが出来ません。Microsoft Excel操作なども辛いです。
それからiPadはオンスクリーンキーボードをマウスのように使えるので、Microsoft PowerPointやMicrosoft Wordのような描画作業も可能です。これが実現できないiPhone 12 Pro Maxが、iPadに及ばないのは確かなことです。
Microsoft利用の制限
最近ではiPad向けMicrosoft Officeの使い勝手は大幅に改善されました。Windows版との相違点はありますけど、マンションの広報誌くらいは作成可能です。
PowerPointのプレゼンテーション資料作成も、フォントを合わせればソコソコまで可能です。
ただし … 完全互換ではありません。何かと気苦労は絶えないし、無理な部分は無理です。やっぱりWindows版Microsoft Officeを使えると便利です。
それからMicrosoft OneDriveも利用可能ですけれども、これも制約条件が幾つか存在します。例えばWindows 10環境ではないので、テキストエディタが開きません。おまけに文字コードの違いで読めないこともあります。
それから最大の問題は、LiquidLogicテキストエディタとの相性がイマイチな点です。OneDrive上のデータをダウンロードすることは可能だけれども、編集したテキストデータをOneDriveに格納することができません。
これはOneDriveが無線LANでの常時接続を前提としているせいか、Liquid Logicを使っている間に接続が切れることがある為らしいです。ともかく、「このデータはローカルに保存する必要があります」と表示されるとガッカリします。
まあ後でファイラーやクライアント版OneDriveを使ってOneDriveへ格納することは可能ですけれども、一手間だけ余計にかかります。せっかく5GやLTEなどの携帯回線で常時接続できるのであれば、サクっとLiquidLogicからOneDriveへ自動保存できると嬉しいです。
Microsoftにしてみれば「背に腹は代えられない」とiPad/iPhone対応を強化していますけど、まだまだやれることは沢山あるような気がします。
プリンタが使えない
我が家の複合機は2009年に購入したものであり、”Air何とか” には対応していません。だからiPad Proからは、画像を印刷するのが精一杯です。
画像を印刷できるだけでも賞賛すべきなのは分かっていますけど、不便なのは事実です。また他にも「稀にしか使わないけれども、Windowsでないとダメなこと (理事会のパスワード付き議事録)」などがあります。
まとめ
以上のような理由により、私は「Microsoft Surface欲しい病」を発病している訳です。
もちろん12.9インチiPad Proは、「大型iPadで何が出来るか？」という “未知への挑戦” として購入しました。
一応Surfaceの存在も、会社で業務用に支給されていたので知っていました。
ただし … いざ自分も業務用でSurface Go 2を使い始めてみると、大変に快適です。特にサイズが思っていたよりも、コンパクトです。Surface Go 2は10インチ台であり、電車の中で誰もが10インチiPadを当たり前のように使っています。
この画像(Surface Go 2と12.9インチiPad Proの比較)が全てを物語っています。
そうやって考えてみると、改めて個人用にMicrosoft Surfaceが欲しくなって来る訳です。
最近は親も高齢化して、実家へ様子見に行く必要も増えていますし。
非常事態宣言が解除され、世間も落ち着いて来たら、何だか病状が一段と悪化しそうです。やれやれ、ですね。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
—————————–
記事作成：よつばせい
