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まだSurface Pro 7にWindows 11は早いという話

Surface Pro 7にWindows 11

Surface Pro 7をWindows 11にアップデートした人が、どうも画面がちらつくようになってしまったとレポートしていた。僕はWindows 10環境のSurface Pro 7だけれども、気づいたら画面がちらつくようになっていた。

残念ながら、2021年12月20日時点では「待機せよ」が対策となる。

たしかに冒頭画面のように、Surface Pro 7はWindows 11のサポート対象になっている。しかし注意深く読めば分かるように、「お待ち下さい」となっている。

これは気になってマイクソフトのWebサイトを確認したけれども、間違いなく「サポート待ち」の状態になっている。なぜならばWindows 10用には回復USBメモリが提供されているけれども、Windows 11用には提供されていない。

この回復USBメモリには、Surfaceパソコン用のドライバが組み込まれている。そう、Surface用のWindows 10インストール媒体は一般向けとは異なっているのだ。

つまり画面がちらついて困っている人は、一般用のWindows 11をインストールしてしまった訳だ。ちなみにマイクロソフトでは「自己責任」で、サポート対象外の初代Surface GoにもWindows 11をインストールして構わないと言ってくれている。

そこでWindows 11版Surface Proの人と同じように一般Windows 11を初代Surface Goにインストールしてみたけれども、全く問題なく動作している。保障の限りではないと言われたWindows Updateも、ちゃんと動作している。

マイクロソフトでは初代Surface Goに適したドライバもWindows Updateで提供している。「ドライバ更新プログラム」を選択したら、必要なドライバは全てちゃんと組み込まれた。そのおかげなのか、僕の初代Suraface Goでは画面のちらつきは全く生じていない。

ちなみにWindows 10環境のSurface Pro 7だけれども、これは相当な重症だったりする。レジストリエディタでモニタ関連のデータを削除してリセットしたけれども、一瞬だけ画面が真っ暗になる事象は改善しなかった。

スタートメニューをマウス右クリックで表示されるデバイスマネージャーで表示されたグラフィックスアダプタやモニターを削除&再インストールしてみたけれども、相変わらず一瞬だけ画面が真っ暗になってしまう。

メールを受信する操作をする時にさえ生じることがあるし、鬱陶しくて我慢できない。しかし過去10年近くのデータを保存しているので、うかつにWindows 10を再インストールすることも出来ない。

そして興味深いことに、USBハブを介して液晶ディスプレイにSurface Pro 7を接続すると、画面がちらつくことは生じなくなる。つまりSurface Pro 7のハードウェア的な問題ではないということだ。

そんな訳で、まだSurface Pro 7にWindows 11は早過ぎるという結論だ。

マイクロソフトによると、Surface Pro 7用Windows 11が用意できたら、Windows Update画面で通知してくれるとのことだ。それまでは、じっと辛抱して待つ必要がある。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静